月と六ペンス---ハンドメイド日誌

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手作り石鹸の使用期限について

月と六ペンスでは、手作り石鹸の使用期限を「6ヶ月」と定めています。

通常、コールドプロセスで作られる石鹸は、約1年ほどは使えると言われています。

手作り石鹸を販売されている作品では、概ね1年ぐらいを期限とされているところが多いです。

また解禁日から約3ヶ月後ぐらいから使用感が安定してくる、と言われています。

 

それでは何故6ヶ月と決めているのかと言いますと……

やはり1年という長いスパンだと、かなり保存に気を配らなければなりません。

コールドプロセスの石鹸はとてもデリケートです。

高温もダメ、湿気もダメ。

温度も低すぎてもダメ。

20度ぐらいの温度で低い湿度を保たなければなりません。

日本において、それは少し難しいお話です。

特に夏と冬は難しい。

上記の季節は石鹸作りにも不向きと言われていますが、保存にもとても気を配らないといけない季節。

夏場は暑いからといって、そのまま冷蔵庫に放り込んでしまうと、開閉時の温度変化や温かいものをいれてることによる冷蔵庫内の温度変化で、水滴がついたりもします。

(冷蔵庫内に霜ができてしまうのも、これが原因ですね。)

常温で生のまま放置も、温度と湿度があまりに高いので酸化が早まります。

冬も一緒ですね。

湿度の面では問題ありませんが、寒い部屋をかなり温めると、温度変化で結露ができてしまいます。

「1年」という期間では、この難しい季節を2回迎えなければなりません。

そうなると、石鹸の品質も悪くなってしまいます。

使ってもいないのに酸化してしまったり、カビがついてしまったり、水滴がついてドロドロになってしまったり……。

それはとてももったいのないことです。

せっかくご購入いただくのであれば、良いものを良い状態でご使用いただきたい。

販売する以上は最低限の品質は保証したい。

お手元に届いてからの保存状態のことも考え、

最長で6ヶ月ぐらいであればまだ問題ないであろう、という考えのもと、「6ヶ月」と決めさせていただきました。

また6ヶ月ぐらいから酸化が急速に始まる、という説もありますので、「6ヶ月」という期限とさせていただきました。

 

もちろん保存状態によっては、もっと早くダメになることもありますし、

もっと長く保存できる場合もございます^ ^

兎にも角にも、保存料などの添加物がない分、「手作りのものはデリケート」と考えていただき、手元に届きましたら出来るだけ早く、どんどん使っていただく、というのが一番かと思います^ ^

 

またの機会に、保存方法などもご紹介できればと思います!

 

 

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